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Folk och Rackare [アナログ・コレクターの覚書]

大晦日の夜、父が倒れた。
重症のくも膜下出血で、元旦の早朝に始まった手術は夕方まで続いた。

手術は成功したものの、重症だったことや高齢だということもあり、しばらく予断を許さない状況が続いていたが、先週あたりから病状が安定してきて、ようやく一安心である。

このひと月、父の見舞いやら、家に一人になって心細がっている母の様子見とかで、湘南と父母の住む浜松との間を頻繁に往き来していたので、正直なところ、精神的余裕がないだけでなく、時間的余裕もないうえに、肉体的疲労も相当にたまっていたと思う。

この週末は、父母のことを弟にまかせて、久しぶりにのんびりと息抜きしているが、考えてみたら、ゆっくり休むのは大晦日以来始めてな気がする。

いつになったらいろいろ落ち着くのかわからないが、いずれにせよ長丁場になりそうなので、自分がつぶれないようにしっかり休まないとねぇ。

そんなわけでこの週末は、ユウの施設の行事に半日ほど参加した以外は、ずっとレコードを聴いていた。
ボクを癒してくれるものといえば、やっぱりレコードなんだな。

そういえば、父が倒れる前、12月28日だったかに、DiscogsのマーケットプレイスでFolk och Rackareの1stから3rdまでの3枚を出品しているスウェーデンのセラーを見つけて発注したものが、10日ほど前に届いたんだった。


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何を隠そう、Discogsのマーケットプレイスを利用したのは、これが初めてである。
現物の写真がないってのがどうもねぇ・・・

でも、探し物がスウェーデンのトラッドともなると、そんなことも言っていられない。
セラーの短いコメントを信じて買うのである。
安いレコードだしね(笑)

状態については、まぁ、セラーのグレーディング通りってところか。
初盤かどうかについては、そもそも判定できない(笑)

1stアルバムの"Folk och Rackare"(YTF-50240)は、届いたものはどうもセカンドプレスっぽい。


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Discogsを見ると、この山吹色のレーベルではなく、同じデザインの赤いレーベルがあって、そちらのほうには"Copyright 1975"の表記があるので、山吹色レーベルは[コピーライト]1976表記だし、赤レーベルが先らしい。

それだけではなく、Discogsには歌詞が印刷されたインサートは4ページと書いてあるが、ボクのは裏表のみで2ページである。

これはセカンドプレスだろうな・・・

内容はCarin Kjellman & Ulf Gruvbergの発展形で悪くはないが、どちらかというとCarin Kjellman & Ulf Gruvbergのほうが好きだから、これはもうこれでいいや(笑)


2ndアルバムの"Rackarspel"(YTF-50241)は、これが初盤でいいと思う。


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厚手の紙の表裏に歌詞が印刷されたインサートが付属している。
Matrixは機械刻印で末尾はなく、両面とも10時にHの刻印はあるが、2時には何の刻印もない。

1stの"Folk och Rackare"のRunoutも同じような感じだったが2時に数字と思われる刻印(スタンパーナンバー?)があったので、2時の刻印がないってことは初期プレスだろうと勝手に推測する(笑)

それに、このレコードは、すこぶる音が良い。
再びメトロノーム・スタジオで録音されているからだろうか(1stアルバムはメトロノームではない)。
あるいは、カッティング・エンジニアの腕か。

内容も、アレンジが一段と多彩になって、すこぶる良い。
3枚の中では、このレコードがダントツで気に入った。

3rdアルバムの"Anno 1979"(Sonet SLP-2628)も、おそらくこれが初盤ではないかと思う。


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まぁ、それほど明確な根拠があるわけではないが、テクスチャー加工されたジャケットは初盤の風格を備えているし、歌詞が印刷されているのはインサートではなくインナースリーブだ。
初盤ぽいではないか。
Matrix末尾はA-2/Bなのが多少気になるが・・・

内容的には、2ndの延長線上にあるものなんだが、ボクは圧倒的に2ndのほうが好きである。
それに、このレコードもメトロノーム・スタジオ録音なのに、2ndほど音が良くないのだ。
(悪いというわけじゃありません。2ndが良すぎるだけです。)
レーベルが変わったせいだろうか。
でも、Carin Kjellman & Ulf Gruvberg(これまたメトロノーム・スタジオ録音)もSonetだが、あれはすこぶる音が良いんだよなー

まあ、いろいろあるってことか(笑)

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クリスマス・イヴ [アナログ・コレクターの覚書]

イヴだというのに、先の記事はまったくクリスマスらしくない話題だったので、今日はもう一つ(笑)

ちょっと前に、ツイッターでヨーロッパのトラッド/フォークが話題になっていたとき、ランブリンボーイズさんがさらりと一枚のレコードのことを口にした。

そのレコードがなんだか妙に気になったのでebayで探してみたところ、たまたまBINで出品されているのを発見。
相場はまったく知らないが、いずれにせよ高いレコードではない。
ってことで、とりあえず買ってみたのだが、それが昨日届いた。


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"Achor, The Wine of Lebanon"(Dovetail ‎– DOVE 46)という1976年にリリースされたUKフォークのアルバムである。


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歌詞の載ったインサート付き。


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レーベル名がDovetail(鳩の尾)だから、これが通常のレーベルデザインなのかな?

UKフォークといっても、これはクリスチャン・フォークとでも言うんだろうか?
教会とかで演奏されたんだろうなーという感じの歌詞が載ったメロディアスなフォーク・ソングが並んでいる。
そこはかとなく漂う宗教色が、クリスマス・イヴに何となく似合う。
間に合ってよかった。


続いては、ケイティ・メルア(Katie Melua)が母国(彼女はイギリスのSSWだが出身はジョージア(グルジア)だ)の女性聖歌隊(The Gori Women's Choir)とコラボして作り上げた昨年リリースの"In Winter"だ(アナログは16bit/44.1kHzのWavがDLできるコード付)。



20171224-7.jpg


ジャケット・デザインからして、いかにもクリスマスっぽい。
おまけに、白盤である。


20171224-8.jpg


歌詞やクレジットを裏側に載せた4枚のイラスト・カード(ジャケットより一回り小さい程度の大きさなのでカードというのも気が引けるが、厚紙でできているのでカードと言ってしまう 笑)がついている。
これがなかなか素敵だ。

内容は、こんな感じ。




まずはリード曲"Perfect World"のMV。





ケイティと聖歌隊の映像で"Dreams On Fire"。

アルバムの中では、ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)"River"のカバーなんかもしている。

おっと、いま気づいたのだが、ライブ音源を収録したCDを加えたスペシャル・エディションてのが最近リリースされたのねσ^_^;



<CD版―画像をクリックするとAmazonに飛びます。>


<LP版―画像をクリックするとAmazonに飛びます。>

収録されているライブ音源は、どうやら昨年、ケイティと聖歌隊でまわったツアーの中から、ベルリンのAdmiralspalastでのライブを収録したものらしい。
"In Winter"からの楽曲のほか、Blackの"Wonderful Life"やS&Gの"Bridge Over Troubled Water"なんかもおさめられているという。

そういや"Bridge Over Troubled Water"はエヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)もレパートリーにしてたなぁ。
(ケイティを知ったのはエヴァ経由なのです。)

エヴァのレパートリーだった曲で、最近ケイティがカバーした曲には、こんなのものある。





スティング(Sting)の"Fields of Gold"だ。
2017年のBBC Children In Needチャリティ・シングルってことなんだけど、残念ながら日本からはDLできない(試みたけどできなかった)。
沁みる・・・

タグ:Katie Melua Achor
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カデンツァの赤 [オーディオ]

ノッティンガム(Nottingham Interspace HD)のダブルアーム(セカンド・アームにはSME 3010-Rを搭載)でここのところ日常的に使っていたカートリッジは、オルトフォン(ortofon)のSPU-GTとSPU-MONO、それからオーディオテクニカ(audio-technica)のAT33ML/OCCだったのだが、実を言うとボクは大のオルトフォン・ファンで、もともとはオルトフォン一色だった。

AT33MLは予備カートリッジで、一時使用がちょっと長期に渡っていただけなのである。
まぁ、2年も続いていると一時使用もないものだが(笑)

一時使用が長引いたのには理由がある。
ノッティンガムに標準搭載のストレートアームにリフターの不具合が出ていた(もちあげた後、上部で停止していないで勝手に降りてきてしまう)せいだ。

そもそも、この不具合のせいもあって(まぁ、不具合はわかっていたので、直接の原因は自分の不注意なのだが)、Kontrapunkt-aのカンチレバーを折ってしまったので、アームを修理するまで(実はストレートアームは使い勝手が悪いので、可能ならアーム自体を別のものに交換したいという気持ちもあるので、なかなか修理を出す気にならなかったりもするのだが)針交換という名前の本体交換(Kontrapunkt-aは生産終了なのでCadenza Redへのバージョンアップになり、価格も税別で81,000円に跳ね上がった)はやめておこうと思っていたのだった。

でも、この2年、ちょっとした工夫をしたおかげで(工夫の内容は説明が面倒なので省略 笑)、リフターの不具合にもかかわらず特に事故もなく過ごせたので、この際Cadenza Redへの針交換バージョンアップを決行することにしたのであった。


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取り付けてみてあらためて思ったのだが、容姿が良いよねぇ。


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カデンツァ・シリーズではエントリー・クラスだが、風貌的にはもっともエレガントな気がする。
そんなことない?(笑)

音質的には、当然のことながらAT33MLとはレベルの違う表現力を備えている。
カートリッジを交換するといつも思うのだが、手持ちのレコードを全部聴きなおしたくなるなぁ。

え?
ノッティンガムのストレート・アームに取り付けたんじゃないのかって?

最初はね。
ストレート・アームのほうに取り付けたんである。
しかーし、音が出ないんである。

ほっそくてやわらかないリード線なのでかなり慎重にシェルチップの抜き差しを行ったのだが、どうもシェルチップにハンダ付けされているあたりでリード線が断線したらしい。
ってことで、SMEのほうに取り付けたのであった。

アームのほうは、リフターの不具合もあるので修理に出そうとオーディオショップに相談してみたのだが、予想の3倍くらいの修理費用を提示されてしまった。
ちょっと頭を抱えてしまう。

取り外して確認すると、アームから直に出ているリード線はかなり余裕のある長さで、余分な分は筒状のトーンアーム内部に突っ込まれていたので、シェルチップとの接合部の断線なら、断線部分を削除してハンダ付けしなおせば大丈夫かもしれない。

そんなわけで、こういう作業が得意な方々にツイッターで相談してみたのだが、相談しているうちに、なんだか自分でもできそうな気がしてきた。

ってことで、とりあえず、テスターを買って、断線の確認をしてみた。


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やはり、緑と白の二本が断線していた・・・

しかし、どちらもリード線に対するシェルチップの角度をいろいろ変えてやるとつながることもあるので、やはり接合部の断線なんじゃないかと思う。

ってことで、ハンダごてとハンダ(音響専用)を注文してみた。
年末は、中学時代以来のハンダごて工作にチャレンジだ。
なんだかワクワクしてしまうのである(笑)

レコードの音飛びをルーペと針で修復することができるぐらい手先の器用さには自信があるが、さて、まったくの初心者がうまく修理できるものだろうか?

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SACD/CDプレーヤーの修理 [オーディオ]

一月ほど前から、SACD再生時に音飛びが発生するようになっていた(CDでは音飛びしない)うちのSACD/CDプレーヤー(DENON DCD-1650SE)を修理に出した。
以前から、トレイ開閉時の不具合(開閉ボタンを押していないのに勝手にトレイが閉まってしまう)もあったので、いっしょに修理してもらった。

トレイの不具合だけならCDやSACDを載せるときにトレイを掴んで勝手にしまらないようにしとけばよかったので(面倒だけど 笑)、そのまま使い続けることもできたのだが、SACDの音飛びはさすがに我慢して使える不具合ではない。
ってことで修理に出したのだが、実を言うと以前から買い替えのことを少し考えていたので、迷う気持ちもなかったわけではない。

とりあえずDENONに電話して不具合の症状を伝えたところ、「見てみないと断定はできないが、たぶん部品代と技術料あわせても2万くらいでできるだろう」という話しだったので、「その程度の出費ですむのなら」ということで、修理して使うことにしたのだった。
(実際、修理費用は、スイッチとトラバースの交換・マイコンの初期化・技術料あわせて、19,000円ほどだった。)

修理は一週間ほどで完了し、昨日の夜戻ってきたので、早速つないで確認したところ、SACDの音飛びもトレイの不具合もすっかりなおっていた。
それはまぁ当たり前なのだが、聴いていると、修理以前よりかなり音が良くなっている気がする。

SACDを聴くのは一週間ぶりなので、最初は気のせいかと思ったのだが、聴けば聴くほど良くなっているとしか思えない。
これが、あの買い替えを考えていたプレーヤーの音?

ちーがーうー

そこでボクは1枚の愛聴盤CDを聴いてみることにした。
スティーヴ・ドブロゴス(Steve Dobrogosz)の"Golden Slumbers"(BOMBA RECORDS BOM 23001)だ。


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SACDよりCDのほうが圧倒的に所有枚数が多いからCDの音がどうなのかのほうが重要だし、何よりボクがSACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったきっかけがこのCDなのだ。

2年近く前、アンプとスピーカーを買い替えたとき、このCDが決定打の一つになった。
オーディオ・ショップの視聴室では、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がレインボー・スタジオ(オスロ)の豊潤な響きを確かに再現していた。
このアンプとスピーカーの組み合わせが、ここまでピアノの響きとスタジオの空気感をリアルに表現するとは思っていなかったので、ボクはすっかり心を奪われてしまったのであった。

しかし、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がわが家であの音を再現してくれたことは、これまで一度もなかった。
悲しかったが、オーディオ・ショップでの視聴のときに使っていたプレーヤーがMARANTZのSA-11S3だったので、あの音を再現するにはそのクラスのプレーヤーが必要なんだと自分を納得させた。
そんなわけで、SACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったのである。

ところがどうだろう?
いま、うちのリビングで鳴っている音は、あの日視聴室で聴いた音にかなり近いのである。

間違いない。
トラバース交換で、音質が格段に向上したのだ。
というか、すでに2年前の時点で、ピックアップがかなりへたれてたんだな・・・

しかし、ピックアップってけっこう短期間でへたるもんなんだなぁ。
まぁ、冬場は加湿器をがんがんかけてるリビングだし、レンズ・クリーニングもテキトーにしかやってなかったし、そんなところが原因か・・・

スタンパーが2桁になったときの音の変化とかならいつも気にしてるのに、SACD/CDプレーヤーのピックアップの劣化は気にしてなかったというのは変だと思われるかもしれないが、いいんである。
ボクはオーディオ・マニアではなく、アナログ・マニアなのだ(笑)

タグ:Steve Dobrogosz
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The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート6) [アナログ・コレクターの覚書]

「次回は、いよいよ、工場による音質の違いを中心に、USオリジナルの真相に迫る!(ことができるかな?)」という予告で終ったパート5から、半年近くも経過してしまった。

時間はかかったが、ようやく準備が整った・・・と言いたいところなのだが、まだ準備が整わないのである。
ってことで、今回は、途中経過の報告だ。
しかし、これがまた聞くも涙語るも涙の困難な道のりなのである。。。

その困難な道のりの話に入る前に、ジャケット関係のことで、あらたに判明したことをまとめておこう。

カラーバンドのジャケットの種類について、理論上は36種類ありうるが、実際は30種類しかないんじゃないかというのが、前回の結論だった。
で、どうやら、この結論は正しそうだ。

下記のサイトには、すべてのジャケットのバリエーションが掲載されているが、カラーバンドのジャケットは30種類となっている。

http://followtheleaders.fr/synchro2006b.htm

このサイトを最初から見つけてりゃ、苦労しなかったのにな(笑)

このサイトで得た新情報は、白黒ジャケットが6種類あるということだ。
パート5で行ったボクの分類で言うとバリエーション②とバリエーション④とバリエーション⑥の、いずれもABパターンとBAパターンが存在していて合計6種類ということだ。

ってことで、バリエーション④とバリエーション⑥が最初に考えられたジャケットなんじゃないかという仮説は崩れた(笑)
とはいえ、バリエーション②も含めて、この3つのバリエーション(裏表逆があるので6種類)が最初に考えられたジャケットの可能性はある。
でも、もはや、そのこと自体にはあんまり意味はない気がしてきた(笑)


さて、本題に入ろう。

「工場による音質の違い」を検証しようと思ったので、とにかく全工場の盤を集めることにした。
Matrixの末尾から存在することが想定されたのは、下記4工場の盤である。

1.Matrix末尾がM―Monarch Record Mfg. Co.(カリフォルニア州ロサンジェルスのモナーク工場)
2.Matrix末尾がRCAーRCA Records Pressing Plant, Indianapolis(インディアナ州インディアナポリスのRCA工場)
3.Matrix末尾がES―Electrosound Group Midwest, Inc.(インディアナ州シェルビービルのエレクトロサウンド・グループの中部工場)
4.Matrix末尾がEUR―Europadisk(ニューヨークのヨーロッパディスク工場)

このうち、パート5を書いた時点で、4以外はすでに入手していた。
ってことで、ヨーロッパディスク工場産をサクッと手に入れて、「工場による音質の違い」をじっくり検証しようと思っていたのだが、これがなかなか手にはいらないのである。

結局ボクは、USオリジナルをさらに4枚も買う羽目になった。


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すでにパート2の時点で確認したことだが、Matrix末尾がEURでEDP刻印がありながら、モナーク工場産の盤が存在する。
ボクが最初に手に入れたUSオリジナルがこれで、Matrix末尾EUR4/EUR1だった。
つまり、Matrix末尾EURを探すというだけでなく、モナーク工場産を間違って買わないように気を付けないといけないのである。

ボクは、モナーク工場産EUR盤というのは、ヨーロッパディスク工場で使われていたスタンパーがモナーク工場にまわされたために起こったものと思っていた。
だから、両面EUR1の盤ならヨーロッパディスク工場産だろうと考えた。

そしたらたまたまヤフオクに両面EUR1って書いてある出品があるでないの。
そんでもって、サクッと落とせたでないの。
常日頃の行いがすこぶる良いからなー(笑)

なーんて思っていたのだが・・・

届いた盤は確かに、両面EUR1なんである。
でも、レーベルはこれなんである。


20171202-02.jpg


この二段レーベルは、モナークだろー
ヤフオクにはレーベル拡大写真が出てなかったから、わからなかったよ・・・
っていうか、「両面EUR1なら、モナーク工場産なわきゃないだろ」ぐらいに思ってたからなぁ。
でも、しっかり、MR(手書き)が刻まれたモナーク産でございました・・・(涙)


この時点で、日本国内で探しても埒があかない気がしてきた。
日本には西海岸から入ってきているものが多いだろうし、EUR盤もほとんどモナーク工場産じゃないかと。

こうなりゃ、仕方がない。
アメリカの東海岸から買ってやりゃぁヨーロッパディスク工場産だろー
そんな気になって、ebayでなるたけ送料の安いセラーを見つけて買ってみた。
ニューヨークのセラーだぜ。

そして、届いた盤がこれ。


20171202-03.jpg


Runoutを見る前に、いやーな予感はしたんだよ。
だって、RCA工場のとレーベル形状が同じだもん。

この盤のMatrix末尾はRCA4/EUR3。
予感的中でRCA工場産だった。
少しビックリしたのは、モナーク工場だけでなく、RCA工場にもEURマト(EDP刻印もしっかりある)のスタンパーがまわされてたってことだ。
両面にRCAインディアナ工場でのプレスを示すI刻印があるので、RCA工場産であることに間違いはないのである。

こうなりゃ、もう意地である。
もう一回、ebayでなるたけ送料の安いセラーを探してチャレンジである。
今度のセラーはニュージャージーだぜ。
写真で確認できるレーベルは、RCA工場産に似てるけど少し紙質が違う感じもした。

そして、届いた盤がこれ。


20171202-04.jpg


Matrix末尾は両面EUR1である。
RCA工場産のレーベル形状に酷似してるけど、これでいいに違いない。

そう思ったのも束の間、ボクは発見してしまった。
紛れもないI刻印が両面にあるではないか。
これまたRCA工場産だったのである。

モナーク工場産だけでなく、RCA工場産にも両面EUR1盤があるって、どういうこと?
そもそもMatrix末尾6まであるRCA工場に、なんでヨーロッパディスク工場からスタンパーまわすんだよ?

この時点でボクは、ヨーロッパディスク工場ってもともとメタル処理専門だったところみたいだし、プレスもやってたってことだけど(EURマトがあるってことはプレスも予定されてたんだろうけど)、結局、プレスはしなかったんじゃ?と思い始めていた。

それでも、最後にもう一枚買ってみることにした。
エレクトロサウンド・グループの中部工場産のレーベル形状に似ているが、手持ちとは少しだけ違うように見えるものが、送料安めでペンシルベニアのセラーが出品しているのを見つけたからだ。

そして、届いた盤がこれ。


20171202-05.jpg


モナーク工場産も二段レーベルだが、モナーク工場産はレーベルに艶があるのに対して、エレクトロサウンド工場産はマットである。
以前から所有していたエレクトロサウンド工場産は、形状的にはモナーク工場産とほぼ同じだったが、今回届いた盤は、外側の隆起している部分の幅が若干狭い。

この盤のMatrix末尾はES1/ES4で、やはりというべきか、エレクトロサウンド工場産であった。

ちなみにこの盤、両面にRL刻印がある。
B面にRL刻印がある盤自体、初めて所有するが、そういえば、Discogsで確認する限りは、Matrix末尾ES2やES3の盤は両面RL刻印のようだし、今回ES4についても両面RL刻印が確認できたのが、なかなかに興味深い。
ES1は両面RL刻印ではないが、B面のES1の後には謎の☆マークがある。
(手持ちのES末尾盤が、ES4/ES1とES1/ES4なのでわかるのである。)
ラディックが最初にカッティングしたのはES末尾の盤だったのかもしれない。
まぁ、憶測にすぎないが(笑)

そんなわけで、ヨーロッパディスク工場プレスの盤は、いまだに発見できていないのである。
EURマトの盤はゴロゴロしている。
うちにもゴロゴロしている。
でも、それはモナーク工場産かRCA工場産で、ヨーロッパディスク工場産ではない。

ヨーロッパディスク工場プレスの真正EUR盤というのは、果たして存在するのだろうか?


<前の記事はこちら>

The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート1)
The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート2)
The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート3)
The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート4)
The Police, SynchronicityのUSオリジナル(パート5)
タグ:THE POLICE
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