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Billy Joel, Streetlife SerenadeのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

好きなアーティストがあまりにも多いので、かなり好きなアーティストでも、全作品が手元にあるということは少ない。

ビリー・ジョエル(Billy Joel)なんか相当好きなアーティストなんだが、「ストレンジャー(The Stranger)」より前の4作品となると、手元にないどころか、聴いたことすらなかった。

もちろん、「聴かなくていいや」と思っていたわけではなく、「そのうち聴こう」とは思っていたのだが・・・

ってことで、ついでではあったのだが、彼の3作目「ストリートライフ・セレナーデ(Streetlife Serenade)」のUSオリジナル(Columbia PC 33146)を買ってみた。
まぁ、USオリジナルと言ったって3桁価格なんだけども(笑)


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いやぁ、でも、これはとても良いアルバムである。

珠玉の名曲というほどのものはないが、かなりの佳曲が並んでいるし、AB面に各1曲づつインスト曲が置かれ、実によく全体がまとめられている。

個人的には、冒頭に配されたタイトル曲とラストの前に置かれた"Souvenir"がお気に入りだ。


マスタリングはArtisan Sound Recordersであることが、裏ジャケのクレジットに明記されている。

そして、手持ち盤のRunoutにもしっかりArtisanマークの刻印があった。


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音は、悪くはないんだが、特に良くもない(笑)
まぁ普通、でも、カリフォルニア録音、カリフォルニア・マスタリングって感じ?(意味不明 笑)


ちなみに、手持ち盤のMatrix末尾は2A/2Bで、惜しくも2A/2Aとはいかなかったが、まぁいいか(笑)


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Discogsを見る限り、2が一番若いMatrixでいいみたいだ。

最近気になるプレス工場については、工場識別の刻印が見慣れてるのと微妙に違うのでちょっと断定はできないんだが、たぶんサンタマリア(カリフォルニア)だと思う。

そう思って聴くと、なにせ録音・マスタリング・プレスとカリフォルニアづくし、まさにカリフォルニアの音がする~♪(笑)

タグ:Billy Joel
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George Harrison~慈愛の輝き~ [アナログ・コレクターの覚書]

今日2月25日はジョージ・ハリスン(George Harrison)の誕生日。
今年はこのアルバムを引っ張り出して聴いていた。


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オリジナルはセルフタイトルであるが、日本盤には「慈愛の輝き」というタイトルがつけられた。
オリジナルのリリースは1979年2月14日らしい(日本語版Wikiでは2月14日になっているが、英語版Wikiでは2月20日になっているから、確定できない)が、日本盤のリリースは同年2月25日ということで、今日2月25日はこのアルバムの日本盤の誕生日でもあるわけだ(笑)

ってことで、今日は珍しく日本盤もいっしょにとりあげよう。


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手前が英盤(K56562)で、奥が日本盤(P-10561D)。日本盤に帯がないのがちょっと残念。
英盤は光沢のあるすべすべの紙で、発色が鮮やかだ。一方、日本盤のほうはちょっとマットな紙質で、少しくすんだ感じに見える。


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裏ジャケはよりそれがはっきりしている。
手前が英盤で奥が日本盤。写真だとよくわからないかもしれないが、緑が濃く美しい英盤に対して、日本盤はちょっと枯れ気味にすら見えてしまう(笑)

ってことで、ジャケ的には、圧倒的に英盤に軍配があがる。


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英盤には、厚紙のインナースリーブ(袋になってるってことです)が付属している。
写真では手前のものだが、裏側には(表に印刷されている"Faster"以外の)歌詞が印刷されている。

奥の二つが日本盤に付属しているもので、英盤のインナースリーブの表裏に印刷されているのと同じものを薄い紙の表裏に印刷したインサート(袋じゃなくて一枚紙ってことです)と、湯川れい子さんの解説が片面に印刷された(裏には何も印刷されていない)インサートだ。

解説ってほとんど読まないボクにとっては解説付きのプラス点もないので、附属物でも英盤の圧勝である。


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英盤のレーベルはリムの赤が少し柔らかい。


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日本盤のレーベルはリムの赤が少しきつい。

これは微妙な判定だが、この優しい愛に満ちた温かいアルバムには、英盤のレーベルのほうがイメージに合っている気がする。


さて、一番重要なのはもちろん音質である。

手持ちの英盤はMatrix末尾A3/B3(ただし両面とも3の前に何かを消した痕がある)なのだが、これより若いのがあるのかどうか知らない(Discogsにも英盤のMatrix情報は出ていない)。

インナースリーブのクレジットによるとロンドンのStrawberry Masteringでマスタリングされているのだが、上のレーベル写真でもわかるように、手持ち盤のRunoutにはしっかりStrawberryの刻印がある(両面にある)ので、これでいいのだ(笑)

ちなみに、これまた上のレーベル写真でもわかるように、日本盤のRunoutにもしっかりStrawberry刻印がある。
つまり、日本盤もStrawberry Masteringでカッティングされた輸入メタルによるプレスということで、基本的に音は変わらない。

基本的には変わらないのだが、盤の材質やプレス品質とかの違いから生じる差はもちろんある。
この点日本盤のほうが優秀!と言いたいのだが、実際聴いてみると、ボクには英盤のほうが好ましく聴こえる。

一番大きいのは盤の材質だと思うのだが、英盤はペラペラの柔らかい材質で、出てくる音も柔らかめの音なのだ。
それがね、優しい愛と温かさに満ちたこのアルバムに実によくマッチして心地良いんだな。

まぁ、こういうのは、聴いてるシステムによっても違うだろうし、プラシーボ効果的なものもあるかもしれないので、アテにならないけどね(笑)

タグ:George Harrison
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レコードができるまで [アナログ・コレクターの覚書]

昨日の記事を書いたあと、上下にスタンパーをセットしてプレスしてるプレス機の様子がわかる動画がないか探してたら、これを見つけた。





コンパクトにまとめられていて、わかりやすい動画だと思うが、ちょっと省略がある。

大量生産のレコードは、カッティングしたラッカー(凹)から、マスター(凸)を作って、そこからマザー(凹)を作って、そこからスタンパー(凸)を作るのだが、この動画ではマスター→マザーの工程は省略されていて、ラッカーから直接スタンパーを作っている。

工程が少ないほうが音質的には有利なので、この工程で作られるレコードもあって、diskUNIONが配給しているTHINK! RECORDSがリリースしている「マスター盤プレッシング」のレコードなんかは、これだ。
(ラッカーから直接スタンパーを作るというか、マザー・スタンパーを作らずに、マスターから直接プレスするというかは、言い方の問題ーだよね?)

とはいえ、通常はマスター→マザーという工程を経て大量のスタンパーができるわけだし、ボクたちアナログコレクターはその痕跡をRunoutに探したりするので、そこまでわかる動画がないかと探したら、diskunionTVの東洋化成潜入レポートを見つけた(笑)

カッティングプロセスまで丁寧に説明してくれている。



<カッティング編その1>


<カッティング編その2>

動画中、レコードの溝の映像が撮れなくて残念がっていたが、これは、そのへんに売ってる10倍ルーペでも十分に確認できる。
ちなみに、ボクが日常的に使ってるのは、これ。



レコードの音飛びには二種類あって、傷がついている場合とゴミがこびりついている場合なのだが、後者の場合には、このルーペとつまようじで対処できることが多い(ただし、視力と指先の器用さに自信がない人はやらないほうがいい 笑)。



<盤説明編>

ラッカー→マスター→マザー→スタンパーのメタル処理のプロセスはここで説明されている。



<プレス編>


一度、東洋化成に見学に行ってみたいなぁ。

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Strawberry Fields Forever [アナログ・コレクターの覚書]

50年前の昨日(つまり1967年2月17日)、このブログのタイトルに借用しているビートルズ(The Beatles)”Strawberry Fields Forever"が英本国でリリースされた。
(ちなみに、Wikiによると、米では2月13日、日本では一月ほと遅れて3月15日にリリースされたらしい。そういえば、ブログヘッダーに借用しているジョン(John Lennon)の"Rock'n’ Roll"も米でのリリースは1975年2月17日だ。あとで聴こう。)

ってことで、本来なら昨日聴かなきゃいけなかったんだが、すっかり忘れていたので、今日聴いている。


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このUKオリジナル・シングルのアナログ盤(Parlophone R5570 Matrix Number 7XCE18415-1/7XCE18416-2)を、ボクは2枚持っている。
PS付を後から買い足したためなので、PSが付いているのは一枚だけだけど。

なので、盤自体については、2枚に違いはない。
(もちろん、スタンパーは違うけどね 笑)

ん?

違いはない?

いま発見したのだが、ほんのちょっとだけ違う(笑)


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もう一瞬で気づかれたと思うが、センターにKT刻印があったりなかったり。
もちろん、ないほうも全くないわけではなく、"Penny Lane"のほうの面にある。

プレス機にスタンパーをセットするときって、どちらにどちらのサイドをセットするのか決まってる(たとえばSideAは上にSideBは下にセットする)のかと思ってたので、「別に決まってないんだー」と思ったという程度の、実に些細などうでもいい発見でありました(笑)

タグ:THE BEATLES
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Gary Moore, Corridors of PowerのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

先日、2月6日がゲイリー・ムーア(Gary Moore)の命日ということで、"Corridors of Power"(日本盤タイトルは「大いなる野望」)を引っ張り出して聴いていた。

現在、ボクはこのアルバムのUKオリジナル(Virgin V2245)を4枚持っている。


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もちろんこの4枚、すべて同じものというわけではなく、少しづつ違っている。
しかも、たぶん、一番重要なものが欠けている(涙)

4枚も買ったのに、まだたどりつかないのである。
いやむしろ4枚も買ったから、一番重要なものが欠けていることに気づいたともいえる。
しかも、なお、その一番重要なものの特徴を完全につかめていないかもしれないのである。

今日はそんな聞くも涙語るも涙のお話をお聞かせしよう(大袈裟だっちゅうの 笑)。


最初に手に入れたのは、こいつであった。
「7インチ付ならファーストプレスだろー」という安易な発想で気軽に手にしたのがいけなかったのかもしれない。
そのままずぶずぶと泥沼に足をとられてしまった。

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もうおわかりかと思うが、赤くて丸いステッカーがない。
このステッカーは、ご存知の通り、「ライブ音源を3曲収録した7インチEPがおまけでついてるよ~」という趣旨のことが(もちろん英語で)書いてあるものだ。

最初は、「きっと、きれいに剝がされちゃったんだろうな。」としか思っていなかった。

ボクはこういうステッカーとかにはそんなにこだわりのある方ではないので、「あったらそれにこしたことはないが、なければなくてもいいや」というスタンスだったりする。
(まぁ、「ステッカーを含めてジャケットとして完成品」と感じるような例外もあるにはあるが。)
だから、当初は、特にステッカー付を手に入れたいとも思っていなかった。

しかし、あるとき、ネットをうろうろしていて、「このアルバムの初版ジャケットは文字がエンボスになっている」という記述に出会ってしまう。

なに?エンボス?
うちのはエンボスではないのだ。
ボクは真っ青になった(別に高いレコードじゃないのでウソですけどね 笑)。

エンボスとなったら話は別である。
それはもう、エンボスなしでは初版ジャケットではない。
ステッカーなら「剥がされたんだろうーなー」で済むが、エンボスでは「消されたんだろーなー」というわけにはいかないのである。

幸いこのレコード、そのへんにゴロゴロしている。
しかも、ステッカー付だけど7インチEPがついてないものとなったら、3桁価格の叩き売りも珍しくない。

ここでスケベ心が顔を出した。

うちのはステッカーがないけど7インチEPがついてるんだから、ステッカー付7インチEPなしを買ってきて、チェンジしちゃえばいいじゃん♪

浅はかだった・・・
浅はかさゆえに、さらに泥沼に足をとられることになってしまった。

この時点でボクは、ステッカー付ならエンボス仕様だと思い込んでいたのである。

とあるレコードのオークションで勝ったとき、セラーが即決で出しているものの中にこのレコードのステッカー付7インチEPなしがあったのでついでに買ってみたのだが・・・


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エンボスじゃないっ!
ボクは凍り付いた(もちろん、ウソです 笑)。

こうなったら、もうエンボスを確認して買うしかない。
7インチEPなしが2枚もあるのも癪に障るので、完品を買ってみた。


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確認して買ったんだから当然だが、無事エンボスであった。
えっ、よくわからない?


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これならわかるでしょう?

このエンボスを眺めていて、ふっと思い出した。
このシャドウが入ったエンボスの記憶があったから、Queen, "Jazz"のエンボスずれをシャドウ装飾と思い込んだのかもしれない。

話しをもとにもどそう。
この時点で一つ引っ掛かっている事実はあったのだが、まぁそれは何となく忘れて(笑)月日は過ぎた。

そしてある日、ボクはDUでジャケットがおそろしく美品のエンボス付を見つけた。
7インチEPがついてないので3桁価格の叩き売りである。
手持ちのエンボス付のジャケットは少しだけくたびれていたことも思い出して、即購入決定した。


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まぁ、写真じゃ美品だってことまではよくわからないよね(笑)

さて、こうして4枚のUKオリジナルがそろったわけだが、ひっくり返してみると、なかなかおもしろい。


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グラデーションの雰囲気を醸し出しているのは目の錯覚や写真の写り具合の問題ではない。
購入した順番に並べているだけなのだが、確かに裏ジャケのグレイが徐々に明るくなっているのである。
まぁ、でも、これはきっとただの偶然よね(笑)

それより、「なんで付箋が貼ってあんの?」と思った方が多いと思うが、この付箋に書いてあるのは、(もうほとんど見当がついているとは思うけれど)Matrixである。

手持ちの4枚のMatrixは以下のようになっている。

ステッカーなしエンボスなし LP A1/B3 EP A1/B2
ステッカーありエンボスなし LP A2/B3 EP なし
ステッカーありエンボスあり LP A2/B3 EP A2/B1
ステッカーありエンボスあり LP A2/B1 EP なし

お気づきだろうか?
手持ち盤ですべての面のMatrix1がそろっているのである。
つまり、LP A1/B1 EP A1/B1という盤が存在しうるのである。
存在しうるということは、実際に存在しているに違いない。
(ちなみに、Discogsには、このUKオリジナルのMatrix末尾情報はまったく出ていない。)

ぎゃー
5枚目を買わないといけないのかー

では、さっさとオールマト1探しをすればいいかというと、実は未解決の問題が一つ残っているのだ。

手持ち盤の4枚中3枚の背表紙はこうなっている。


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しかし、1枚の背表紙は、こうなっているのである。


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まるでシャドウ装飾のようになっているのである。
この幻のシャドウスパインこそが初版ジャケではないか?(笑)
なーんてね。

ただし、このシャドウスパインのジャケは、いわゆるエンボス・ジャケではない。
だから、一般的にはレイトである。
ってことで、まぁ、いい加減な仕事になって、ズレてるだけの気がしないでもない(笑)

しかし、である。
背表紙上端のV2245というレコード番号と下端のVIRGIN RECORDSはまったくズレていないことや、そもそも初版と言われているエンボス・ジャケのGary Mooreのエンボスがシャドウ仕様になっていることが、どうにも引っ掛かる。

もしかして、当初は表ジャケのGary Mooreも含めて白のシャドウ仕様だったのが、リリース直前に変更になったんだけど、背表紙だけ修正し忘れた、というミスジャケとかさ・・・
で、その後エンボス仕様が決定して、一般にファーストプレスとして出回っているジャケができたとか・・・

なーんてことはないよね?
やっぱり、いい加減な仕事でズレてるだけかなぁ?(笑)

タグ:Gary Moore
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