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カデンツァの赤 [オーディオ]

ノッティンガム(Nottingham Interspace HD)のダブルアーム(セカンド・アームにはSME 3010-Rを搭載)でここのところ日常的に使っていたカートリッジは、オルトフォン(ortofon)のSPU-GTとSPU-MONO、それからオーディオテクニカ(audio-technica)のAT33ML/OCCだったのだが、実を言うとボクは大のオルトフォン・ファンで、もともとはオルトフォン一色だった。

AT33MLは予備カートリッジで、一時使用がちょっと長期に渡っていただけなのである。
まぁ、2年も続いていると一時使用もないものだが(笑)

一時使用が長引いたのには理由がある。
ノッティンガムに標準搭載のストレートアームにリフターの不具合が出ていた(もちあげた後、上部で停止していないで勝手に降りてきてしまう)せいだ。

そもそも、この不具合のせいもあって(まぁ、不具合はわかっていたので、直接の原因は自分の不注意なのだが)、Kontrapunkt-aのカンチレバーを折ってしまったので、アームを修理するまで(実はストレートアームは使い勝手が悪いので、可能ならアーム自体を別のものに交換したいという気持ちもあるので、なかなか修理を出す気にならなかったりもするのだが)針交換という名前の本体交換(Kontrapunkt-aは生産終了なのでCadenza Redへのバージョンアップになり、価格も税別で81,000円に跳ね上がった)はやめておこうと思っていたのだった。

でも、この2年、ちょっとした工夫をしたおかげで(工夫の内容は説明が面倒なので省略 笑)、リフターの不具合にもかかわらず特に事故もなく過ごせたので、この際Cadenza Redへの針交換バージョンアップを決行することにしたのであった。


20171224-1.jpg


取り付けてみてあらためて思ったのだが、容姿が良いよねぇ。


20171224-2.jpg


カデンツァ・シリーズではエントリー・クラスだが、風貌的にはもっともエレガントな気がする。
そんなことない?(笑)

音質的には、当然のことながらAT33MLとはレベルの違う表現力を備えている。
カートリッジを交換するといつも思うのだが、手持ちのレコードを全部聴きなおしたくなるなぁ。

え?
ノッティンガムのストレート・アームに取り付けたんじゃないのかって?

最初はね。
ストレート・アームのほうに取り付けたんである。
しかーし、音が出ないんである。

ほっそくてやわらかないリード線なのでかなり慎重にシェルチップの抜き差しを行ったのだが、どうもシェルチップにハンダ付けされているあたりでリード線が断線したらしい。
ってことで、SMEのほうに取り付けたのであった。

アームのほうは、リフターの不具合もあるので修理に出そうとオーディオショップに相談してみたのだが、予想の3倍くらいの修理費用を提示されてしまった。
ちょっと頭を抱えてしまう。

取り外して確認すると、アームから直に出ているリード線はかなり余裕のある長さで、余分な分は筒状のトーンアーム内部に突っ込まれていたので、シェルチップとの接合部の断線なら、断線部分を削除してハンダ付けしなおせば大丈夫かもしれない。

そんなわけで、こういう作業が得意な方々にツイッターで相談してみたのだが、相談しているうちに、なんだか自分でもできそうな気がしてきた。

ってことで、とりあえず、テスターを買って、断線の確認をしてみた。


20171224-3.jpg


やはり、緑と白の二本が断線していた・・・

しかし、どちらもリード線に対するシェルチップの角度をいろいろ変えてやるとつながることもあるので、やはり接合部の断線なんじゃないかと思う。

ってことで、ハンダごてとハンダ(音響専用)を注文してみた。
年末は、中学時代以来のハンダごて工作にチャレンジだ。
なんだかワクワクしてしまうのである(笑)

レコードの音飛びをルーペと針で修復することができるぐらい手先の器用さには自信があるが、さて、まったくの初心者がうまく修理できるものだろうか?

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SACD/CDプレーヤーの修理 [オーディオ]

一月ほど前から、SACD再生時に音飛びが発生するようになっていた(CDでは音飛びしない)うちのSACD/CDプレーヤー(DENON DCD-1650SE)を修理に出した。
以前から、トレイ開閉時の不具合(開閉ボタンを押していないのに勝手にトレイが閉まってしまう)もあったので、いっしょに修理してもらった。

トレイの不具合だけならCDやSACDを載せるときにトレイを掴んで勝手にしまらないようにしとけばよかったので(面倒だけど 笑)、そのまま使い続けることもできたのだが、SACDの音飛びはさすがに我慢して使える不具合ではない。
ってことで修理に出したのだが、実を言うと以前から買い替えのことを少し考えていたので、迷う気持ちもなかったわけではない。

とりあえずDENONに電話して不具合の症状を伝えたところ、「見てみないと断定はできないが、たぶん部品代と技術料あわせても2万くらいでできるだろう」という話しだったので、「その程度の出費ですむのなら」ということで、修理して使うことにしたのだった。
(実際、修理費用は、スイッチとトラバースの交換・マイコンの初期化・技術料あわせて、19,000円ほどだった。)

修理は一週間ほどで完了し、昨日の夜戻ってきたので、早速つないで確認したところ、SACDの音飛びもトレイの不具合もすっかりなおっていた。
それはまぁ当たり前なのだが、聴いていると、修理以前よりかなり音が良くなっている気がする。

SACDを聴くのは一週間ぶりなので、最初は気のせいかと思ったのだが、聴けば聴くほど良くなっているとしか思えない。
これが、あの買い替えを考えていたプレーヤーの音?

ちーがーうー

そこでボクは1枚の愛聴盤CDを聴いてみることにした。
スティーヴ・ドブロゴス(Steve Dobrogosz)の"Golden Slumbers"(BOMBA RECORDS BOM 23001)だ。


20171216.jpg


SACDよりCDのほうが圧倒的に所有枚数が多いからCDの音がどうなのかのほうが重要だし、何よりボクがSACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったきっかけがこのCDなのだ。

2年近く前、アンプとスピーカーを買い替えたとき、このCDが決定打の一つになった。
オーディオ・ショップの視聴室では、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がレインボー・スタジオ(オスロ)の豊潤な響きを確かに再現していた。
このアンプとスピーカーの組み合わせが、ここまでピアノの響きとスタジオの空気感をリアルに表現するとは思っていなかったので、ボクはすっかり心を奪われてしまったのであった。

しかし、LUXMAN L-590AX MARKⅡとJBL S4700がわが家であの音を再現してくれたことは、これまで一度もなかった。
悲しかったが、オーディオ・ショップでの視聴のときに使っていたプレーヤーがMARANTZのSA-11S3だったので、あの音を再現するにはそのクラスのプレーヤーが必要なんだと自分を納得させた。
そんなわけで、SACD/CDプレーヤーの買い替えを考えるようになったのである。

ところがどうだろう?
いま、うちのリビングで鳴っている音は、あの日視聴室で聴いた音にかなり近いのである。

間違いない。
トラバース交換で、音質が格段に向上したのだ。
というか、すでに2年前の時点で、ピックアップがかなりへたれてたんだな・・・

しかし、ピックアップってけっこう短期間でへたるもんなんだなぁ。
まぁ、冬場は加湿器をがんがんかけてるリビングだし、レンズ・クリーニングもテキトーにしかやってなかったし、そんなところが原因か・・・

スタンパーが2桁になったときの音の変化とかならいつも気にしてるのに、SACD/CDプレーヤーのピックアップの劣化は気にしてなかったというのは変だと思われるかもしれないが、いいんである。
ボクはオーディオ・マニアではなく、アナログ・マニアなのだ(笑)

タグ:Steve Dobrogosz
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何故なのかわからない [オーディオ]

レコード・コレクターズ11月号を入手したので、いつものように紙ジャケ探検隊の「初盤道」から読んだ。

もっとも、ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)のファースト"come away with me"については、この2枚しかもっていないし、どうやらボクはオーディオ・マニアではないらしく、ボーカルの歪みもあんまり気になったことがない(笑)


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手前が2002年製のボーナスCD付きEU製限定盤(Blue Note 7243 5 81880 0 4)で奥が2003年製のUS製SACD(Blue Note 7243 5 41747 2 8)である。
当時、Classic Records製のアナログ(JP 5004)を手に入れようと思ったことはあったが、なんとなく忘れているうちに高騰して買う気が失せた(笑)
STERLINGのRay Janosによる2015年のアナログ・リカッティングのことは知っていたので、そのうち買おうかと思っていたが、なかなか見つけられなくて(まぁ本気で探してなかったということもあるのだが 笑)まだ入手していない。


ってことで、「初盤道」の記事にはついていけないのだが、確かに、このアルバム、じっくりと集中して聴けば曲によってボーカルの質感が違うし、歪みっぽさを感じたりすることもある。気になる人には気になるんだろう。

でも、ボクには、その歪み問題より、音の違いの方が気になった。
CDとSACDで音が違うのは当然だが、Hybrid SACDのCD層と通常CDで音がずいぶん違うのは何故なんだろう?

主観的な印象が違うというだけでなく、客観的なデータとしても違うのである。
"Don't Know Why"をリッピングしてみたので、波形を比べてみよう。


通常CDの波形

Don't Know Why_CD.jpg


Hybrid SACDのCD層の波形

Don't Know Why_SACD.jpg


同じデータには見えないでしょ?

何故こんな違いが生じるのかまったくわからない。
まさに"Don't Know Why"である(笑)

どなたか、CDのデータに詳しい方、教えてくださいな。

タグ:Norah Jones
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オーディオそしてレコードずるずるベッタリ、その物欲記 [オーディオ]

水曜日だったか、ツイッターのタイムラインに、田中伊佐資氏の『オーディオそしてレコードずるずるベッタリ、その物欲記』(ONTOMO MOOK)を紹介するリツィートが流れてきた。

ボクは衛星デジタルラジオMUSIC BIRDのリスナーではないし(田中氏の番組「アナログ・サウンド大爆発!」のリスナーではないというだけでなく、MUSIC BIRDを聴ける環境にない)、最近はStereo誌も読んでいないのだが、「ぶっといアナログな音を追い求めて」というサブタイトルに惹かれたこともあって、なんとなーく買ってみた。


20161023.jpg


iPadでボクの辺境ブログを表示して一緒に撮ったのは、『クリムゾン・キングの宮殿』のUKオリジナルを3枚並べた同じような写真がこの本の中にも掲載されていたからというだけで、特に意味はない(笑)

ボク的には、この本、とても面白くて、昨日、あれこれレコードを聴きながら読んでいたら、あっという間に読み終えてしまった。

16インチ・ターンテーブルの音ってのは聴いてみたいなぁ。

仮想アースってのは、そのうち、うちでも実験してみよう。

最後の記事は「スピーカー一発のモノーラル・システムを組む」というもので、この本の流れで最後にこの記事がくると、うちにはヴィンテージ・オーディオはまったくないのだが、ヴィンテージ・オーディオだけで組んだスピーカー一発のモノラル・システムってやつを、うちにも導入したくなってしまうよ。

ってな感じで、アナログ・レコードにかかわる話でありながら、ボクにとっては未知の話が満載で、いろいろ刺激されたのであった。


それに、「アナログ音盤」の武田編集長が登場する記事みたいに、思いっきり同意してしまう記事もあったしね。

武田編集長が言うように「安い中古盤でもいい録音はいっぱいある」から、ボクはレコード収集がやめられないのだ。

ってことで、ボクは、高額レア盤も格安エサ箱盤も、分け隔てなく愛するのであーる(笑)




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JBL S4700 [オーディオ]

「スピーカーのほうは届いたときに」なんて書いておきながら、まだ紹介してなかったσ^_^;
先週末には無事届いてたんだけどね。

タイトル通り、JBL S4700である。

なぜ記事にするのが遅くなったのかと言えば、写真がかっこよく撮れなかったからだ。

それで、ようやくかっこよく撮れたから記事にすることにした・・・と言いたいところなのだが、そうではない。
とくにオシャレなわけでもない普通のリビングに置いたオーディオ・システムをかっこよく撮る腕なんて、そもそもボクにはないことに気づいただけである(笑)


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11cmしかなかったMINIMAオリジナルのウーファーに比べると、38cmウーファーから飛び出す低域はまったく別次元、別世界である。
ウッドベースやドラムの実在感がまるで違う。

オーディオをリビングの短辺側に設置している関係で、(左右に50cm以上のスペースをあけたほうがいいらしいので)スピーカー間の距離は170cmしかとれなかったが、音の良いLPやCDでは、外側にも広がって綺麗に音像が定位するから、しばらくはこの設置でいこうと思う。

というか、短辺側は隣の6畳和室とつながる引き戸になっているから、引き戸をあけて6畳の部屋から配線ができるメリットはあるし、音響の点でも、スピーカーの背後がフラットな壁ではないことが功を奏して、出てくる音のバランスがとても整っている気がするのである。
長辺側に置いたほうが、いろいろ問題が起きそうな気がする。

しかし、これだけ次元の違う音が出てくると、手持ちのLPやCDを片っ端から聴きなおしてみたくなるなぁ・・・
(LPとCDを合わせたら5000枚近くあるので、全部は無理ですが 笑)

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