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Elton John [アナログ・コレクターの覚書]

昨日3月25日はエルトン・ジョン(Elton John)の誕生日だったということで、セカンドアルバム(オリジナルはセルフタイトルだが日本盤タイトルは「僕の歌は君の歌」)のUKオリジナル(DJLPS 406)を引っ張り出して聴いている。


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このアルバムのUKオリジナルを、ボクは2枚持っている。
どちらも15年くらい前に手に入れたものだ。


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手持ち2枚のうちどちらがよりファーストプレスに近いかは、Matrix末尾も違うし、何より聴けばわかるが、じゃ、それをファーストプレスと判定してよいのか、というとよくわからない。

Discogsを見てみたら、さらによくわからなくなったσ^_^;

ってことで、さっきもう一枚ebayの即決で買ってみた。
それが届いたからってファーストプレスの判定ができるとも限らないんだけどね(笑)

それにねぇ。
実に不可解なことが一つあるんだな。
ってことで、調査中なのである。

とりあえず、ファーストプレスの特徴を御存じの方は教えてくださいm(_ _)m

タグ:Elton John

Jeff Beck, WiredのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

以前、ジェフ・ベック(Jeff Beck)"Wired"のUS再発盤(セカンドプレスとサードプレス)のことを話題にしたことがあるが、その後すぐに、めでたくUSオリジナルを手に入れることができた(WLPじゃなくて通常盤だけどさ)。

レココレの紙ジャケ探検隊の記事に付け加えることなんてなーんにもないので、特に記事にもしなかったのだが、さっき、ファーストプレスとセカンドプレスを聴き比べていて、一つ教訓を得たので、記事にしてしまうのである(笑)

まぁね、教訓て言ったって、ある意味当然といえば当然の話なんだけどさ。

教訓というのは音に関することなんだけど、まずはジャケットの比較からいってみよう。


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ファーストプレスはもちろん手前で、タイトル文字にブラシが入っていない。
ブルー感がハンパないセカンドプレスも悪くないが、漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックというのもまさに「孤高のギタリスト」って感じで素晴らしい。
特に綺麗に発色してる赤が良いアクセントになっていて、ジャケット全体が引き締まった印象だ。


20170319-2.jpg


クレジット関係の細かい比較は、右下に写っているレココレ収録の紙ジャケ探検隊の記事を見てもらうとして、ここでは4枚の写真のほうに注目してほしい。
手前がファーストプレスで奥がセカンドプレスなのだが、裏ジャケの写真もセカンドプレスは青みがかっているのがわかるだろうか?

クレジット関係の大幅な加筆修正も含めて、セカンドプレスのジャケット修正はかなり気合が入ったものだったようだ。
とはいえ、裏ジャケについても漆黒の闇に浮かび上がるジェフ・ベックのほうが良いって人もいるだろうな。写真の鮮度も高いし。

レーベルは、ファーストプレスもセカンドプレスも同じオレンジである。


20170319-3.jpg


じっくり見比べてみたが、手前のファーストプレスのほうが若干色が淡いって程度の違いしかなかった(そんなの個体差だ 笑)。


さて、いよいよ教訓の話である(笑)

以前の記事でも書いたことだが、ボクのもっているセカンドプレスのMatrix末尾は2A/2Gだ。
セカンドプレスなんで、さすがにSide2はGなのだが、Side1はAである。


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そして、コロンビアのピットマン工場産なのである。
上の写真でも、PAL-33849の左横に薄くPと刻印されているのがわかるだろうか。

米エピックはコロンビア系なので、コロンビアの工場ってのは当然なのだが、重要なのはピットマン工場という点だ。
ほら、だって、紙ジャケ探検隊だって、ピットマン工場産の盤は「シャキッとしていて鮮度も高く、音量を上げれば質の良い低音がグイグイ出てくる」って言ってるじゃん。

では、ファーストプレスのほうはどうだったかというと・・・


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Matrix末尾は両面とも2Dだった。
写真には写っていないが、このMatrixの右側のちょっと離れたところにミミズが這うような手書きのSがあり、サンタマリア工場産だとわかる。

ざーんねん・・・

と思いきや、さすがファーストプレスである。
ピットマン産のセカンドプレスより、ずっと鮮度の高い音が飛び出してくる。

セカンドプレスもそれだけ聴いていればスタンパーがなまってる感じはしなかったのだが(まぁ、サードプレスと比較していたせいもあるかもしれないが)、ファーストプレスと比較すると確かになまっている。

というより、本来、ここまで鮮度の高い音が入ってたのね・・・
それにビックリだ。

ってことで、今日の教訓。


ピットマンのセカンドプレスよりサンタマリアのファーストプレス



まぁ当然といえば当然のことなのだが、工場違いとかに気を取られてると見失うこともあるかもしれないので、あらためて肝に銘じておくのである。
とはいえ、アガリはピットマンのファーストプレスだよね・・・

タグ:Jeff Beck

Camel, MirageのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

キャメル(Camel)"The Snow Goose"ファーストプレスのレーベル探求に絡んでボクが発見した新事実とは何だったのか?

って、なんだか大袈裟な書き出しだが、ボク的にはけっこう大発見だったのである。
キャメル・コレクター(なんているのか?)にとっては、けっこう知られた事実なのかもしれないが、少なくともDiscogsではまったく言及されていないので、それほど一般的に知られていることではないんじゃないかと思う。

で、何に関する話かと言えば、タイトル通り”Mirage"のUKオリジナル・ファーストプレスに関する話である。


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"The Snow Goose"ファーストプレスのレーベル探求のところで、セカンド"Mirage"におけるラティマー(A. Latimer)とバーデンス(P. Bardens)のパブリッシャー表記は、"RAK Pub/C.Control"だという話をした。

ところが、"The Snow Goose"ファーストプレスのレーベル探求を始めた時点でボクが所有していた"Mirage"のレーベルはこれだったのである。


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ラティマーがRak PubでバーデンスがP. Bardens・・・ダメじゃん!

Matrix末尾は2W/2Wと初回なので、ずーっとこれでいいと思っていたのだが、ぜーんぜんダメだったのである。

「ぜーんぜんダメってほどじゃないでしょ?」と思うかもしれないが、CSを見ると1978年5月製なので、かなーりレイトなのだ。

気づいてしまったら探したくなるのがコレクターの悲しいサガである。
ボクはebayで"RAK Pub/C.Control"表記レーベルの”Mirage"を探した。
しかし、”Mirage"のUK盤自体は山ほど出ているが、"RAK Pub/C.Control"表記レーベルとなるとそんなに出てこない。

そりゃそうである。
キャメルは”The Snow Goose"でブレイクしたわけだし、その”The Snow Goose"リリース直後くらいにはバーデンスが自分の会社を作ったっぽいので、"RAK Pub/C.Control"表記レーベルの盤は、ブレイク以前に流通していたものしかないわけである。

まぁ、それでも、しつこく待ってれば出てくる。
相対的に少ないだけで、絶対的にはそんなにレアでもないんだと思う。
実際、1か月で2枚ほど発見できたし。

ただ、1枚目は完敗だった。
ボクとしては、"Mirage"にそこまで出すか?ってくらいの金額で入札したのだが、終了直前にかっさらわれてしまった。

2枚目のときは、もう少し入札額をあげようか迷ったのだが、何とか思いとどまって1枚目と同じ金額で入札した。
「オークションは熱くなりすぎるとろくなことはない」と自分に言い聞かせながら。

でも、実際は、驚くほど簡単に落札できてしまったので、別に熱くなりすぎててもあんまり問題なかったんだけどね(笑)

これは届いてから気づいたことなのだが、驚くほど簡単に落札できたのには理由があった。
"RAK Pub/C.Control"表記、それしか眼中になかったので、届くまでまったく気づいていなかったのだが、レーベル上にあるはずのものがないのである。
そして、それがないレーベルは、一般的にはレイトと言われているのだ。

では、ボクが今回手に入れた盤のレーベルを紹介しよう。


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もうお気づきだろうか?
そう、レーベル中央左にデンと構えているはずのGAMAレコードロゴがないのだ。
パブリッシャー表記を気にしていなければ、レイトだと思って見過ごしてもおかしくない。
驚くほど簡単に落札できた理由はこんなところにあったんじゃないかと思うのである。

しかし、両面とも、ラティマーはRAK PubでバーデンスはC.Controlである。
Matrix末尾はもちろん2W/2Wだが、マザー-スタンパーは1-C/2D-Cで、これはもうかなり若い。
CSは1974年10月製なのでリリースから半年以上経過しているが、なにしろブレイク前だから、二回目の出荷がそのくらいの時期でも別におかしくはないだろう。
"The Snow Goose"のリリース以前に出荷されたものであるということのほうが重要だ。

これはいったいどういうことなんだろう?

確かに、かなりレイトになるとGAMAレコードロゴはレーベルから消える。
しかし、今回手に入れたこのレコードは、明らかにその時期のものではない。

ってことは、ごく初期にはGAMAレコードロゴがまだレーベルに入っていなかったとしか考えられない。
GAMAレコード自体、1973年にできた会社だし、当初は、レーベルにロゴを載せるということまで思いつかなかったのだろう。

そうだとすると、"Mirage"のUKオリジナル・ファーストプレスは、"RAK Pub/C.Control"表記だというだけではダメで、GAMAレコードロゴがないという特徴も持っていなければならない。
(ebayで落札できなかった1枚目はGAMAレコードロゴ入りだったし、Discogsを見ても"RAK Pub/C.Control"表記+GAMAレコードロゴ入りが出てくるので、これまた相対的には"RAK Pub/C.Control"表記+GAMAレコードロゴなしは少ないのかもしれない。)

というのがボクの新発見だったのだが、これってどのくらい知られていることなのかな?


ちなみに、手持ちの二枚に関しては、ジャケはそんなに違わないが(裏の文字の色が若干違ったりするけどね)、インサートはだいぶ違う。


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手前がファーストプレスに付属していたインサートなのだが、色がかなりクリーム色に近く、紙質もかなり和紙に近い感じだ。
といっても、これは比べてみないとわからないよねぇ(笑)

タグ:Camel

Camel, The Snow GooseのUKオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

<記事アップ後、友人二人からツイッターで異論!反論!オブジェクション!があり、興味深い新たな仮説も出てきましたので、必要な追記(1~3)を行いました。>

<さらに新事実が明らかになったので、必要な追記(4)を行いました。>

1月の末頃、ツイッター上でキャメル(Camel)"The Snow Goose"のUKオリジナルにはレーベルのバリエーションがいくつかあることが話題になった。

そのときに確認できたのが、Matrix末尾が1W/1Wの盤で3種類、2W/3Wの盤で1種類の合計4種類だったのだが、その4種類のうちの初回レーベルらしいものを、ボクは所有していなかった。

UK盤をすでに3枚も所有していたのに、初回レーベルらしきものは持っていなかったのである(まぁ、3枚中2枚は2W/3Wの盤なんだけどさ)。

というわけで、初回レーベルらしきものを買ってみた。

ちょうどebayで適正価格の即決が出てたので、さしたる苦労もなく手に入れることができたのだが、それはたまたま運がよかっただけかもしれない。
いろいろ考えてみると、どうもこの初回レーベルらしき盤は、そんなに多くはプレスされていない気がするからである。
(もっとも、キャメルのスノーグースをどうしてもUKオリジナル初回盤で聴きたいと思う人がどのくらいいるかといえば、そんなに多くないのかもしれないが 笑)

そんなわけで、このレコードのUK盤の手持ちは4枚になった。
Matrix末尾1W/1Wが2枚と2W/3Wが2枚である。


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いろんなことがごちゃごちゃしていて混乱しているし、ボク自身もまだ混乱しているかもしれないし、そもそも根本的なところで誤解しているかもしれないので、初回盤の判定というよりは、レーベル・バリエーションの整理を中心に、話を進めていこう。

まず最初に確認しておかなければならないのは、"Copyright Control"表記の意味である(悪名高きCopy Controlと混同しないように 笑)。
Discogsによると、当該楽曲にパブリッシャー(Publisher)―著作権管理をする会社―が存在しない場合に、"Copyright Control"という表記が用いられるらしい。

今回問題になるのは、ラティマー(A. Latimer)とバーデンス(P. Bardens)、それぞれのパブリッシャーだ。
1月末にツイッター上で話していたときに友人が教えてくれたのだが、どうやら、ラティマーのパブリッシャーはファーストアルバムからずっと"RAK Publishing"で、バーデンスのパブリッシャーはファーストアルバムのときは"Karma Music"だったのが、セカンドアルバム"Mirage"のときには"Copyright Control"になり、この"The Snow Goose"でも当初は"Copyright Control"だったのが、途中で"P. Bardens"になるらしい。

最後の"P. Bardens"というのはバーデンスが自分で作った著作権管理会社なんだろうけど、レーベル上で"P. Bardens"と表記されているときは、楽曲の作曲者として表記されるバーデンス本人のことなのかそのパブリッシャーのことなのか、混乱してしまう。
この混乱が、レーベル・バリエーションの混乱をもたらしたんじゃないかと思ったりもする。

ちなみに、"Rain Dances"になると、パブリッシャー表記は"Peter Bardens Songs"になっている。これなら混乱しない(笑)

さて、以上の基礎知識を前提に考えると、これが初回レーベルとして正しい表記である。


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"The Snow Goose"の楽曲はラティマーとバーデンスによるものだから、レーベル中央左(GAMAレコードロゴの下)のパブリッシャー表記は、(ラティマーのパブリッシャーである)"RAK PUB"と(バーデンスはパブリッシャーがいないので)"C. Control"の並記となっている。
これが、先日ボクが入手したものだ。


一方、ボクが以前から持っていたMatrix末尾1W/1Wの盤のレーベルは、こうなっている。


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パブリッシャー表記は"C. Control"と"P. Bardens"の並記である。
これではラティマーのほうがパブリッシャーがいないことになってしまう。これはありえない。
つまり、これは表記ミス・レーベルなのである。

通常、表記ミス・レーベルの場合、それが初回レーベルであることが多い。
初回レーベルにミスがあったから、次のプレスでは正しい表記に修正した、そう考えるのが理に適っている。
そうだとすると、ファーストプレス"C. Control/P. Bardens"表記→セカンドプレス"RAK PUB/C.Control"表記ということになる。

実際、その可能性を示す状況証拠もないわけではない。
"C. Control/P. Bardens"表記レーベルの盤が入っていたデッカのCSは、下記写真の通り、1975年5月製だったのだ。


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"The Snow Goose"がリリースされたのは1975年4月25日だから、1975年5月製ならファーストプレスの可能性は高いと言えなくもないと思う。


しかし、どうやら、そうではなさそうなのである。

そもそも、レーベル上のパブリッシャー表記の混乱は、Matrix末尾2W/3W盤のレーベルでも続いている。

これがそのレーベルなのだが、これはもう混乱の極致である。


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楽曲ごとに、"C. Control/P. Bardens"表記と"P. Bardens/RAK"表記が混在していて、ファーストプレス当初の正しい表記であるはずの"RAK PUB/C.Control"は一つもない(ただし、このレイトの頃の正しい表記は"P. Bardens/RAK"のはずではある)。

仮にラティマーと"RAK Publishing"との間の契約が切れたかなんかでラティマーのパブリッシャーがいない時期があって"Copyright Control"表記が正しい時期があったとしても(実際、何年か後に"Latimer Music"という自分の会社がラティマーのパブリッシャーになるので、"RAK"からの移行期に"Copyright Control"が正しかった時期があった可能性がないわけではない)、それなら"P. Bardens/RAK"表記はありえないはずで、やっぱりこの混在はミス表記としか考えられない。

明らかなレイトにも表記ミスが継続しているとしたら、単純に「表記ミスがあるからファーストプレス」とは言えないことになる。

もう一つの証拠は、スタンパーナンバーだ。

"RAK PUB/C.Control"表記の1W/1W盤のマザー-スタンパーは2D-G/2D-Gだ(デッカプレスでマザーにDがつくのはよく見かけるが、その意味するところはよくわからない)。
マザーは1枚しか作らないことはないと思うので2なら最初からあったものとして、両面ともスタンパーがGというのはどちらの面も7番目のスタンパーということ(BUCKINGHAMコード)で、これはもうかなり若い。

一方、"C. Control/P. Bardens"表記の1W/1W盤のマザー-スタンパーは1-GU/1-HBだ。
Side1が72番目、Side2が81番目のスタンパーということになる。

うーん、やっぱり、ファーストプレス"RAK PUB/C.Control"→セカンドプレス"C. Control/P. Bardens"表記ということなんじゃないかと思うわけである。

ちなみに、ツイッター上で、1W/1W盤には"RAK PUB/P. Bardens"表記のレーベルも存在することを教えてもらった。
付属していたデッカのCSがレイトのものだったというし、レイトの正しいパブリッシャー表記でもあるので、おそらくサードプレスだと思うのだが、どうだろう?
→新事実が判明!(後述<追記4>参照)

<追記1>

記事アップ後に、友人から「デッカみたいなメジャーはパブリッシャー表記にうるさいはずなんで、変遷しているレーベル表記にミスクレジットは一つもない、すべて正しいって前提で考えたほうがいいんじゃない?」って指摘を受けた。

確かに一理ある。
ってことで、ちょっと考えてみることにした。

まず、ファーストプレスが"RAK PUB/C.Control"表記であることは、セカンド"Mirage"がそうだったし、ボクが手に入れたものを含めて知ることができた3枚のスタンパー情報からしても、まず間違いないだろう。
そして、これが、リリース当初の正しい権利関係を表していたことにも疑いはない。

セカンドプレスが"C. Control/P. Bardens"表記だとして、これが正しい権利関係を表しているとすると、何が起こったか?

まず、バーデンスが自分で著作権管理会社を作ったのはいいとして、ラティマーの関係では、いったんパブリッシャーになったRAK Publishingが特別な理由なくパブリッシャーでなくなるというのはちょっと考えにくい。

やっぱり、セカンドプレスの表記がミスじゃないってのは考えにくいんじゃないかと思ったのだが、そしたら、もう一人の友人から、「ギャリコともめてたんで、RAKのほうが降りちゃったんじゃない?」との指摘。
なるほど、これはありうる。
ってことで、"C. Control/P. Bardens"というパブリッシャーの状況ができあがる。

ギャリコとのゴタゴタは、タイトルを"Music Inspired by The Snow Goose"に変更すること、それから、当初はギャリコの原作に基づく歌詞をつけることを予定していたのだがこれを断念することで対応し、その後どういう経過を辿ったのか詳細はわからないが、そのうち決着がつく。

RAK「そしたらパブリッシャーやります~」
ラティマー「そんな虫のいい話があるかい!」
RAK「そんなぁ・・・長い付き合いじゃないですかぁ?」
ラティマー「仕方ないなぁ。でも、全部はダメじゃ。半分だけな。」
なーんてことになって、2W/3Wの混在レーベルができてしまったと・・・

まぁ、ありえない話ではない。
一つの仮説ということで。
(でも、ミスクレジット説より、説得力があるような気はする 笑)


<追記4>

"RAK PUB/P. Bardens"表記レーベルの1W/1W盤について、何故だか完全に誤解していたことが判明した。
付属のCSは75年5月製で、マザー-スタンパーは2D-UB/2D-BAだというのである。
手持ちの"C. Control/P. Bardens"表記レーベルの1W/1W盤と比べて、CSは同じなうえ、スタンパーにいたっては、UB=21番目/BA=19番目ではるかに若い。

つまり、状況証拠的に言って、"RAK PUB/P. Bardens"表記レーベルがセカンドプレスの可能性がかなり高いのである。

もっとも、<追記1>で示した新仮説を前提にすると、このレーベルがセカンドプレスというのは、実にうまく説明がつく。
ということは、この新事実によって、<追記1>の新仮説の説得力がかなり高まったのではないかと思うのである。

なんだかごちゃごちゃしているので、所有していないものの画像も提供してもらったことだし、もう一度画像付きでまとめておこう。


1.ファーストプレスは"RAK PUB/C.Control"表記レーベル(Matrix末尾1W/1W)である(セカンド"Mirage"と同じ権利関係が示されている)。

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2.セカンドプレスは"RAK PUB/P. Bardens"表記レーベル(Matrix末尾1W/1W)である(バーデンスが自分で著作権管理会社を作ったのでこう変わった)。

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<画像提供:オオヒラヒロモトさん>



3.サードプレスは"C. Control/P. Bardens"表記レーベル(Matrix末尾1W/1W)である(ギャリコとのゴタゴタのせいで、RAKがいったん降りた)。

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4.フォースプレスは"C. Control/P. Bardens"表記と"P. Bardens/RAK"表記が混在しているレーベル(Matrix末尾2W/3W)である(ギャリコとのゴタゴタに決着がついたあと、RAKが一部についてのみパブリッシャーとして復活した)。

20170304-4.jpg


一応、これを現時点での結論ということにしておこう。


音質的には、1W/1Wと2W/3Wでは、まったく別物といっていい。
少なくとも、うちのシステムではまったく違う鳴り方をする。
1W/1Wのほうが鮮度感が高いのはもちろん、低域が沈みこんでくるので、かなり良い鳴りっぷりなのだ。

そうそう、最後にトリビア的な話を二つばかりしておこう。

このレコードにはインサートがついているのだが、手持ちの4枚のうち、デッカのCSが1977年製の一番レイトのものだけ、ちょっと違っている。

表は同じなのだが・・・


20170304-6.jpg


ひっくり返すと、マヌケである(笑)


20170304-7.jpg


真っ白で何も印刷されていないのは、ミスで印刷されなかったのか、それともレイトはこういう仕様になっちゃったのかはわからない。
(ずっと、レイトはこういう仕様になったんだと思い込んでいたが、単なるミスの可能性だってあるよね?)


<追記2>

インサートについても、友人から、裏白はレイトだけではなく、ファーストプレスに付属のものにも存在するという新たな情報が・・・

ただし、レイトのものと違って光沢のある紙に印刷されているとのことだ(レイトのものは裏黒と同じマットな紙に印刷されている)。

「もともとは裏白だったのが、ギャリコともめて、インサート裏にあのフレーズを入れることにしたんじゃない?」というのが友人の推測。

確かに、それはありうる。
しかし、そうだとすると、リリースのときにはすでに裏黒になっていたというほうが(つまり、この変更は表ジャケのタイトル変更と同時に行われたと考えるほうが)理に適っている。
ってことで、友人のものは初回インサートではなく、商品化以前のプロトタイプではないかと疑っていたりする(笑)

でも、裏白をマヌケなんて言ってごめんなさーい!


それから、もう一つ。
またもや背表紙話題である。
だってレコード棚に並んでると違いが気になるんだもん(笑)


20170304-8.jpg


青か水色か、それが問題だ。
これがまた、ファーストプレスらしき盤が入っていたものと、一番レイトの盤が入っていたものが青で、その間が水色なのが悩ましい(笑)
どっちが先なのさ?
どっちでもいいのか?
それとも、日焼けすると、変色するのかな?


<追記3>

これは、下のコメント欄を見てもらえればわかるので、追記の必要もないのだが、水色は日焼けのせいだと断定してよさそうだ。


トリビア的な話はまあいいとして、この"The Snow Goose"ファーストプレスのレーベル探求に絡んで、ボクはもう一つ新たな発見をすることになった。
別のレコードの話なのだが、その話はまた別の機会に(笑)

タグ:Camel

Billy Joel, Streetlife SerenadeのUSオリジナル [アナログ・コレクターの覚書]

好きなアーティストがあまりにも多いので、かなり好きなアーティストでも、全作品が手元にあるということは少ない。

ビリー・ジョエル(Billy Joel)なんか相当好きなアーティストなんだが、「ストレンジャー(The Stranger)」より前の4作品となると、手元にないどころか、聴いたことすらなかった。

もちろん、「聴かなくていいや」と思っていたわけではなく、「そのうち聴こう」とは思っていたのだが・・・

ってことで、ついでではあったのだが、彼の3作目「ストリートライフ・セレナーデ(Streetlife Serenade)」のUSオリジナル(Columbia PC 33146)を買ってみた。
まぁ、USオリジナルと言ったって3桁価格なんだけども(笑)


20170226-1.jpg


いやぁ、でも、これはとても良いアルバムである。

珠玉の名曲というほどのものはないが、かなりの佳曲が並んでいるし、AB面に各1曲づつインスト曲が置かれ、実によく全体がまとめられている。

個人的には、冒頭に配されたタイトル曲とラストの前に置かれた"Souvenir"がお気に入りだ。


マスタリングはArtisan Sound Recordersであることが、裏ジャケのクレジットに明記されている。

そして、手持ち盤のRunoutにもしっかりArtisanマークの刻印があった。


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音は、悪くはないんだが、特に良くもない(笑)
まぁ普通、でも、カリフォルニア録音、カリフォルニア・マスタリングって感じ?(意味不明 笑)


ちなみに、手持ち盤のMatrix末尾は2A/2Bで、惜しくも2A/2Aとはいかなかったが、まぁいいか(笑)


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Discogsを見る限り、2が一番若いMatrixでいいみたいだ。

最近気になるプレス工場については、工場識別の刻印が見慣れてるのと微妙に違うのでちょっと断定はできないんだが、たぶんサンタマリア(カリフォルニア)だと思う。

そう思って聴くと、なにせ録音・マスタリング・プレスとカリフォルニアづくし、まさにカリフォルニアの音がする~♪(笑)

タグ:Billy Joel
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