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Joni Mitchell, The Studio Albums 1968-1979 [Joni Mitchell]

ツイッターでのやりとりで思い出したので、このボックスを引っ張り出してきた。


20161203.jpg


ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)の初期10作品をおさめたボックス・セットである。

このボックス・セットを何故わざわざ記事にしているかというと、10作品中半分の5作品がHDCD仕様、残りの5作品が通常CD使用という、なんとも不思議なボックスだからである。

具体的には次の通りだ。

Song to a Seagull - HDCD
Clouds - HDCD
Ladies of the Canyon - HDCD
Blue - HDCD
For the Roses - CD
Court and Spark - CD
The Hissing of Summer Lawns - CD
Hejira - CD
Don Juan's Reckless Daughter - HDCD
Mingus - CD

HDCD化されているものはHDCD、そうでないものは通常CDというのなら、きわめて良心的だし納得できるのだが、この10作品はすべてHDCD化されている。

通常CDを混在させる意味がわからない。

廉価ボックスだし、余っていた在庫を再利用して箱詰めしたために、HDCD化以前の在庫も混入したのか?とも怪しんだのだが、そうすると箱によってどの作品がHDCDになっているかが異なることもありそうなのに、どうやらそれはないらしい。

Reprise時代の4作品と”Don Juan's Reckless Daughter”がHDCDで、ほかの5作品が通常CDというのは、一貫しているようだ。

そもそも、すべての作品が、出来はともかく紙ジャケ化されておさめられているわけで、やっぱりちゃんと新たに作られたんだろうと思う。

そうすると、この混在はとても不思議なのである。


そんなことを考えながらボックスを眺めていたら、ふと思いついた。

このボックスはEU製である。

このボックスにおさめられた10作品は確かにすべてHDCD化されているが、Discogsを見るとどうやらそのリリースは、アメリカ・カナダ・日本のみのようだ。

ヨーロッパでも、Riprise時代の4作品についてはHDCDでリリースされているようだが、Asylum時代は通常CDでのリリースだったらしい(MingusについてはHDCDリリースの記載があるが、かなり怪しいので無視 笑)。

つまりヨーロッパには、Asylum時代の作品については通常CDのマスターしか存在していなかったのではないか。

それだと”Don Juan's Reckless Daughter”がHDCDであることを説明できないだろーって声が聞こえてきそうだが、ヨーロッパ盤の ほかの作品のカタログ番号(7559で始まる)と比べるとこの作品のカタログ番号(8122で始まる)だけ違っているので、リリース時期が違っていて、そのとき取り寄せたマスターがHDCDマスターだったのだと思う。

ってことで、このボックスがリリースされた2012年時点でヨーロッパに現存していたCDマスターが、そもそもHDCD仕様のものと通常CD仕様のものが混在していて、それがそのまま反映したのがこのボックスということなんじゃないか、という結論に至ったのであった。

実をいうと、ボクはHDCDの音ってかなり好きなのである。
だから、追加でHDCDデコーダーを搭載してもらったDCD-1650AZを、セカンドCDプレイヤーとしてだが、いまだに現役で使っていたりする。

ってことで、通常CD仕様の5作品については、かなり残念だったのだが、それらしい混在の理由が見つかったので良しとしよう。

ちなみに、このボックス、いまでも買えるようだ。





タグ:joni mitchell
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