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REでもマザー違い? [アナログ・コレクターの覚書]

昨日紹介したジョー・ザヴィヌル"Zawinul"のUSオリジナル(Atlantic SD 1579)について、記事を書いたときにはあまり気にしていなかったことだが、考えてみるとちょっと奇妙な点があることにさっき気づいたので追加記事を書いておこう。

まず基礎知識の確認である。
アメリカの大きなレコード会社は、東海岸、西海岸、中部にそれぞれプレス工場(自社工場や系列会社工場の場合もあれば独立系のプレス会社と契約している場合もある)があるが、たくさんのラッカーを切って各工場に割り当てるパターンと、ラッカーを切るのを最小限に抑えて各工場にマザーを配るパターンがある。

前者の代表例はコロンビアだが、アトランティックは後者の代表例である。

RunoutのMatrixを見ると、たとえば、東海岸のPR工場は末尾A、西海岸のMO工場は末尾AA、中部のRI工場は末尾AAAというように、同じラッカーから作られたマザーが配られている。
BとかCとか追加でラッカーが切られれば、PR工場には末尾Bや末尾C、MO工場には末尾BBや末尾CC、RI工場には末尾BBBや末尾CCCのマザーが配られる。

もっとも、このパターンがいつ頃から定着したのかは必ずしも判然としない。
ただ、MO工場については、少なくとも1969年の時点で、このパターンが使われることがあったことは明らかである。
Led Zeppelin IIのRLカットのMO工場産のMatrix末尾がAA、BB、CCだからである。

そうすると、このMO工場産"Zawinul"のMatrix末尾は、1971年リリースだから、(Discogsを見るとAやBが出ていないので、AやBはボツになって、Cから使われたんじゃないかと思うが、確証はない)CCでなければならないはずなのだが、実はこうなっている。


20190609-6.jpg


C-REである(全体としては、ST-A-702093C-REとなっている)。
B面も同じで、うちのはJ-REとなっている(B面はHが多いようだが、うちのはJである)。

さて、このC-RE、CCと同じ意味なんだろうか?
通常、末尾にREがつくのはリカッティングされた場合だと思うのだが・・・

もしかして、CCとは意味が違って、やはりリカッティングされているんだろうか?
そしたら、大げさに音が違う可能性がある(場合によってはリミックスの可能性だってある)。

なんだか気になって仕方なくなってしまった。
まぁ、REが薄いというところからして、CCと同じ意味なんだと思うのだが・・・

そんなわけで、PR工場産やRI工場産のこのレコードでMatrix末尾Cのものをお持ちのみなさま、お手数ですが、うちのMO工場産のRunout画像と見比べて、同じラッカー由来のものなのかどうか判定の結果を教えてくださいませ。

判定しやすいように、末尾より前の部分の画像も載せておきます。


20190609-7.jpg


また、このレコード、ジョージ・ピロス(George Piros)のカッティングで、AT-GP刻印もあるので、その画像も載せておきます(もちろんA面のものです)。
(同一ラッカー由来なら、手書き刻印も同じのはずです。)


20190609-8.jpg


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