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青いエアメイル [松任谷由実]

この季節になると無性に聴きたくなるレコードがある。
ユーミンの”OLIVE”だ。


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”最後の春休み”というドンピシャな曲も収録されているのだが、何と言っても”青いエアメイル”である。

「おい、まて。”青いエアメイル”の設定は冬だろう。」って声が聴こえてきそうだが、実はこの季節に聴くのに相応しくないわけでもないのだ。

いろいろ解釈はあるのかもしれないが、この歌は、海外赴任をきっかけに恋人と別れることになった女性のことを歌っているんじゃないかと思う。

海外赴任が決まり、「ついてきてほしい」という恋人の気持ちに、主人公の女性は何か事情があって応えられなかった。
ひとり海外に赴任したかつての恋人から、ときおりエアメイルが届く。
でも、それもきっと、やがて途絶えてしまう。
恋人の気持ちに応えないことを選んだのは、まさに自分自身なのだから。


  ♪ 選ばなかったから 失うのだと
  ♪ 悲しい想いが 胸をつらぬく
  ♪ けれどあなたがずっと好きだわ
  ♪ 時の流れに負けないの


最後のフレーズが胸を衝く。

選ばない」のは、普通、「好きじゃない」からだ。
でも、「好き」なのに、「選ばない」こともある。

好き」だけど「選ばれなかった」ときは、その事実が普通は「好き」という気持ちを打ち消す方向に働く。
「選ばれなかった」そのときには強く残っていた「好き」という気持ちも、やがて薄れていくだろう。
だから、海外へと旅立ったかつての恋人からの便りは、やがて途絶えてしまうのだ。

じゃぁ、「好き」なのに「選ばなかった」ときはどうだろう?
「好き」という気持ちを打ち消す方向に働くものは何もない。
その気持ちは、時の流れに負けずに、ずっと変わらないかもしれない。


「好き」だけど「選ばれなかった」ことはやまほどあれど、「好き」なのに「選ばなかった」ことなんて一度もないから、この最後のフレーズの意味にはなかなか気づかなかったよ・・・

ね、この別れの季節に聴くのに相応しくないわけでもないでしょう?

好き」なのに「選ばない」決断をしている人は、覚悟しましょうね。

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